3Dプリンタのレンタルやリースをする前に知るべきポイント!外注サービスとも比較

3Dプリントのレンタルサービスとは?DMMが解説

「一時的に3Dプリンターを借りたい」「自社で3Dプリントをしたいが、いきなり購入するのはリスクがありそうだ」そう考えてレンタルやリースを検討される方もいるかと思います。
そこで今回は3Dプリンターのレンタルやリースの利用をする前に知っておいて欲しいポイントをDMM.makeが正直にお伝えします。

3Dプリンターはレンタルで十分⁉️ 買わずに使えるレンタルサービス

3Dプリンターを一定期間使いたい時に利用されるレンタルやリースのサービス。
高性能な3Dプリンターの価格は1台数億円もするほど高価なので、「買うほどではないが使用感を試したい」「イベントや繁忙期だけ追加で欲しい」という方の希望を叶えるサービスです。

どちらも3Dプリンターを借りられるサービスですが、「レンタル」と「リース」は意味が多少異なります。

3Dプリンターのレンタルサービス

3Dプリンターのレンタルサービスは個人・法人の問わず展開されています。
レンタル会社によって家庭用の卓上3Dプリンターから産業用の3Dプリンターまで、様々な取り扱いがあります。
サービスによっては、初期設定や保守などのサポートが付いていて、初めて3Dプリンターを扱う方にとっては安心感が高いと言えます。

最短1日から借りられる場合もありますが、特に業務用のプリンターは「最低1ヵ月から」と制約がある場合も…!

3Dプリンターのリースサービス

主に産業用の方が利用される際は「リース」という名称が使われます。契約期間が概ね半年以上から数年単位と決められていることが多いです。
また「リース会社が3Dプリンターメーカーから機材を購入し、それをリースする仕組み」をとっているサービスもあり、希望の3Dプリンターを希望する期間使えるというメリットもあります。
レンタルに比べやや高価で、中途解約ができないこともあるので、「中長期の間、確実に高頻度で活用し続ける」という場合に使うと良いでしょう。

リースは会計処理上原則「資産計上」となります。

レンタルを検討する前に知っておくべきポイント

3Dプリンターのレンタルやリースを利用する前に、どのようなことを検討しておくべきでしょうか? 以下の項目をチェックしてみましょう。

✔どんな目的で、どれくらいの頻度で使うのか?
✔3Dプリンターの種類と性能
✔出力したい物のサイズと置き場所
✔3Dプリンターを扱う人の経験・知識とサポート
✔料金とコストパフォーマンス

レンタル会社とうまく交渉するためにも、一度整理してみましょう!

どんな目的で、どれくらいの頻度で使うのか?

「何を、どのくらいの量、どれくらいの速さで作るために3Dプリンターが必要なのか」を明確化しましょう。
「頻度(稼働率)」が低いのであれば、レンタルや購入のメリットは少ないでしょう。

たとえば「期間限定の自社オリジナル製品の最終製品を約半年間、即日でたくさん作りたい」のであれば、レンタルの検討余地がありますね。

3Dプリンターの種類と性能

3Dプリンター選びでは「精度」「造形方式と素材」「サイズ」などの観点が重要になります。
用途に合った3Dプリンターを保有しているレンタル会社を選びましょう。

レンタルの場合、希望する3Dプリンターが貸出中の場合もあるので要注意です。

【早見表つき】目的から選ぶ、3Dプリンターの造形方式5選

出力したい物のサイズと置き場所

1mを超えるような大型造形や高精度の出力をおこないたい場合など、大型のマシンが必要となり、レンタル代も高くなります。
また自社内に3Dプリンターを置ける場所や電源の箇所などの確認、大型機の場合は工事も必要です。

たとえば造形サイズが500mm×500mm×500mmの3Dプリンターだとすると機材のサイズは一回り大きく長手方向で1000mm近い大きさになることもあるので注意してください。

最大サイズ1680mm!3Dプリントサービスで大型造形をする4つのメリット

3Dプリンターを扱える人のリソース

3Dプリンターを扱うには一定の知識・経験が必要となり、人材の確保が必須です。
またスキルセットとして「造形失敗が起こったとき、どのように修正するか」といった3Dプリンターの操作だけでなく、「3Dデータの作成スキル」や「素材の物性」「後処理の知識」なども必要とされます。

料金とコストパフォーマンス

稼働率が高ければ、高コスパになる場合があるので「損益分岐点」を計算してみるのが重要です。
参考までに大手3社の3Dプリンターレンタルサービスの料金を調査してみました。

3Dプリンターレンタルサービスの料金比較

大手の3Dプリンターレンタルサービスの料金を見てみましょう。
それぞれ適用条件が異なりますので、単純比較はできませんが、長期で借りる程コストパフォーマンスが高くなる傾向にあります。

期間価格
オリックス・レンテック

卓上3Dプリンター

1日~可、通常1ヶ月~84,100円
アルテック

産業用(ストラタシス社)3Dプリンター

3カ月~30,000円~
丸紅情報システム
産業用フルカラープリンター
5年480,000円

※レンタル、リース期間によって、値段には変更があります。詳しくはサービス各社へお問合せください。

いずれもサポートが手厚い大手のサービスですね。小規模でレンタルサービスをおこなっているところもあるようですよ。

3Dプリンタレンタルサービスのメリット/デメリットを理解して

改めて3Dプリンターレンタルやリースサービスのメリット/デメリットを整理してみましょう。

メリット① 初期・保守費用の削減

3Dプリンターレンタルサービスのメリットは購入に比べ、「イニシャルコスト」いわゆる初期費用がおさえられる点が挙げられます。
100万円のマシンをすぐに購入することが難しくても、レンタルであれば月数万円程度に落ち着く可能性があり、大型出費が難しい場合に適しているでしょう。
また、保守の費用も費用に含まれている場合が多いため、レンタル費用のみの負担でわかりやすいというメリットもあります。

メリット② 比較的新しい機種が使える

3Dプリンター技術発展は目覚ましく、日々新しいマシンが開発されています。
「最新のマシンを次々試したい」「3Dプリンターの技術の陳腐化が怖い」などと考えていたら、リースサービスが向いている可能性もあります。

これらは「出力代行サービス」でも同様のメリットがありますね。

メリット③ 開発コストおよびスピードの改善

外注サービスと比較した場合、マージンが上乗せされないため、稼働率が高ければ高いほどコストが安くおさえられるケースが多いです。

自社で3Dプリンターを保有することで、その場で欲しいものをすぐに出力できるようになり、開発スピードの向上が期待できます。

「購入」のメリットの良いとこどりと言えそうです。

デメリット① 専門知識が必要

3Dプリンターを扱うには一定の知識やノウハウが必要です。レンタルサービスを利用する際は、社内の人的リソースも確認しましょう。
また物によってはプリント中はつきっきりで操作・確認しなければならない場合もありますし、造形が失敗したらリカバリーしていく技術も必要となります。

ビジネス利用の3Dプリンターレンタルサービスは、導入時にトレーニングがサービスに含まれていることがあります。

デメリット② メンテナンス時の負担

3Dプリンターの扱いは容易でないことにくわえ、意図しない故障や経年による劣化もつきものです。リースでは、原則借りる側がメンテナンスをおこない、負担することに注意しましょう。

レンタル、リースをする場合は保守内容も要チェックです。

デメリット③ 運用コストがかかる

これまで述べてきた通り、レンタル費用にくわえ、人的リソースや素材購入費用、社内の電気代、設置場所の確保など借りた後もコストがかかります。ただし、この費用は購入時した場合にもかかってくる費用です。レンタルにせよ購入にせよ自社で運用する場合はこれらのコストを考慮する必要があります。

これらを踏まえて「本当にレンタルが最もお得か?」と考えられると良いですね。

【購入?造形サービス?】完全版3Dプリンターの導入検討ガイド

3Dプリンタのレンタル、リースと外注サービスを比較!【早見表付】

3Dプリンターのレンタルやリースと併せて検討するのが「外注サービス」ではないでしょうか? それぞれのメリットデメリットを比較した早見表を作成しました。

ここではDMM.makeの受託造形サービス(出力代行サービス)と比較してみましょう。

早見比較表

レンタル・リース受託造形サービス(外注)※
機種や素材希望のマシンがあるとは限らない高品質のプリンターや豊富な素材から選べる
納品スピード速い最短2日~最長1ヶ月程度
価格レンタル・リース費用+材料費造形費用のみ
サポートサービスによるデータチェック・修正・後処理
おすすめの活用シーン・即日出力したい

・購入前提で、トレーニングを兼ねてお試しで使いたい

・一定期間で高頻度で使う

・低頻度で安く活用したい

・様々な造形方式や素材を試したい

・社内にノウハウ、リソースや環境がない

※DMM.makeの場合

レンタル・リースの優位点であるスピード感に関しても、DMM.makeであれば即納サービスのオプションで最短2日で発送可能です。
「即日手に入れたい」場合を除いて、外注サービスの方がメリットが多くあると言えそうです。

ファブ施設でレンタル(スポット利用)もオススメ

3Dプリンターをちょっとだけ使いたい時は「DMM.make AKIBA 」を始めとしたファブ施設の利用もオススメです。データを持ち込めば、時間や日単位で3Dプリンターを利用できます。
個人の方を中心に人気の選択肢になっています。

5分でわかる!デジタルファブリケーションとは?機器やメリットを解説

DMMはレンタルサービスをやっている?→2023年6月サービス終了

このサイトをご覧頂いている方の中には「DMM.makeが3Dプリンターをレンタルしているサービスがあるのではないか?」と思われた方もいるのではないでしょうか?

かつて、「DMMいろいろレンタル」にて3Dプリンタ―をレンタルしていた時期もありましたが、現在貸出を終了しております。
また残念ながら「DMMいろいろレンタル」は2023年6月をもって終了いたします。
これまでご愛顧いただいた皆様には深く感謝を申し上げます。

今後、DMMのサービスで3Dプリンターを使用されたい場合は、「受託造形サービス」または「DMM.make AKIBA」もぜひご活用ください。
こちらはスポットの利用も可能です。

参考:DMM.com 「[お知らせ] いろいろレンタル」

DMM.makeの3Dプリントサービスとは? 12の魅力を伝えたい

結論:レンタルよりも外注やファブ施設の利用、購入がおすすめ

できるだけ低リスクで3Dプリンターを導入したいとお考えの方は、レンタルやリースのサービスを検討されているでしょう。
結論としては、「購入前提で、トレーニングを兼ねてお試しで使いたい」「期間限定で高頻度で使う」などという場合を除いては、購入か外注サービス、またはファブ施設のスポット利用の方がメリットが多いと言えそうです。

DMMの受託造形サービスでは、3Dデータをご用意いただくだけで、高品質3Dプリンターと熟練スタッフの技術により失敗が少なくハイクオリティの出力が叶います。
気軽に3Dプリントを試したいという方はぜひDMM.makeの3Dプリントサービスのご利用も検討してみてくださいね。

3Dプリントのレンタルサービスとは?DMMが解説
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