「インテグラル錠に、スマートロックを!」というコンセプトで作った治具です。
セサミ5は、非常に安い上で、高性能ですが、基本は「ドアに粘着テープで固定する」タイプであり、ドアノブの外に別途鍵があるタイプを前提にして開発された商品です。
結果、ドアノブに「捻るタイプの鍵」がある、インテグラルタイプには、取り付ける場合、ドアノブの上から、「被せる」形で取り付ける様になっています。
メーカーも、推奨していますが、2つの問題が発生します。
1・ドアノブを覆う為、セサミを固定する部分(粘着部)と、セサミ自身の自重で、何時落下するかが不明。
2・基本は「上にセサミを取り付けて、セサミをドアノブを覆う様に、上から被せる」為、ドアノブを回転させる場合、手を下からドアノブを掴む」と言う事が強制されます。
それでも開閉は出来ますが、正直ドアノブは「上から手を置く」モノだと思う為、落下の危険も考えて、「ならドアノブを覆うタイプにすればいいや」という方法を取りました。
セサミの落下を心配される方は、セサミの下側に「土台(治具自身をネジで固定する部分)」がある為、場合によっては、セサミと治具を、粘着で固定するのもアリです。
このジグは、基本は分解前提での電池交換です。
ネジ3本の固定で、交換は10分程度です。
固定する穴の規格は2.4ミリであり、ネジ山の大きさが2.6ミリです。
今回は、チューリップ型のうち、「アルファ社製・33KN-TRW-32D-I型」で治具を作成。
注意事項として、ABSなりレジンでも、用途を考えれば、然程強度が要りませんが、過剰に力を加えれば、破損する為、無理な力は加えないでください。
最後に免責事項ですが、このジグは「セサミ5専用」であり、他のセサミ5PRO等を含む、又他のメーカの似たオートロックには、対応していません。
よって、「他の機種を挟んだら壊れた」などは、対応いたしかねますし、「チューリップ型ではない、インテグラル錠に付かない」などと言う場合も対応できかねます。
また「同じチューリップ型なのに、付かなかった」と言うのも、対応できかねます。
紹介している型番を購入し、ドアノブごと交換する事を推奨させてください。
また、いかなる場合においても、責任は取り兼ねます。