MEISHIサイズのキーボード用の部品です。
MXスイッチのボトムハウジングを3x5で並べています。
既存のスイッチを分解し、スイッチ金具、スプリング、ステムを入れ、トップハウジングで取り付けます。
ステムはそのままでははみ出してしまうため、下側をカット(セットしてからカッターなどで切ると簡単です)が必要です。
スイッチ金具は裏側につきでますので、折り曲げ、その後は手配線で組み立てます。
このケースの下側とステム上端までの高さはおよそ15mmとなりますので、かなり薄いキーボードをつくることができます。
しかし、3Dプリントの誤差は避けられないため、こういったひと手間が必要になります。
私はMJFで作成しましたが、スイッチ金具の隙間は粉体が残っている場合があり、細い針のようなもので掻き出す必要がある場合があります。
ステムの軸が通る部分は、まれに小さく動きが渋い場合があり、ドリルでほんの少しだけ拡張する必要がある場合があります。
それでも、動きが渋い場合がありますが、干渉部分を探し削り、ルブするといった場合も。
素材については、MJFのPA12とPA12GAでしか作成したことがありません。
磨きも行ったことがなく、どのような結果になるかは分かりません。
一応、ナイロンとマルチマテリアルも入れておりますが、こちらも指定したことがないためわかりませんが、マルチマテリアルはMJFよりも精度が良くなるためもしかしたら、より良好な結果が得られるかもしれません。
このように、大変な手間がかかりますが、MX軸スイッチを用いてとても薄いキーボードが作れます。
感覚としては、ノートパソコンのような薄さなのに、メカニカルキーのストロークや押し心地の不思議な感じです。
わたしはまだ完成させられていないので、完成したらぜひ見せてください!