南満州鉄道の標準三等車の一つであるハ3型客車の1/160キットです。
実車は普通列車用の三等車として1925年に登場、その後多くの列車に連結されました。
満鉄では車体長と定員が同じならば仕様が異なっても同一形式という考えであったので、長期間にわたり制作されたこの形式には様々な種類のものが存在しました。
この模型のモデルは鋼製車体に一重丸屋根、満鉄独特の中型昇降台ですので1933~1940年製造車になります。ハ3のなかでも製造数の多かったこのタイプは1945年の中国解放、満鉄解散後も数多くが生き残り中国においては1990年代まで使用されていました。
模型はGMエコノミーキットに準じた作りの板キットになっているので付属のベンチレーター取付用に⌀1.2のピンバイス、GMの床板、窓セル、台車(TR11)を別途ご用意ください。