南満州鉄道の標準三等車の一つであるハ5型客車の1/160キットです。
実車は急行用の三等車として1922年に登場、その後多くの列車に連結されました。
満鉄では車体長と定員が同じならば仕様が異なっても同一形式という考えであったので、長期間にわたり制作されたこの形式には様々な種類のものが存在しました。
この模型のモデルは鋼製車体に二重丸屋根、満鉄独特の中型昇降台ですので1924~1931年製造車になります。ハ5のなかでも製造数の多かったこのタイプは1945年の中国解放、満鉄解散後も数多くが生き残り中国においては1990年代まで、隣国ベトナムではなんと現在も使用されています。
模型はGMエコノミーキットに準じた作りの板キットになっているので付属のベンチレーター取付用に⌀1.2のピンバイス、GMの床板、窓セル、台車(TR11)を別途ご用意ください。
資料発見に伴い、実車の塗装を再現しました。(5枚目)