本品はクラシックギターのナット部に取付け、開放弦の共鳴を抑制するための部品です。
上級者は演奏時に開放弦のミュートを適切に行いますが、なかなか難しいものです。
本品を取り付けることで、メロディの演奏などの際に開放弦の共鳴による濁りを減らすことができます。
1フレットを押弦する際にできるだけ邪魔にならないように、試作を重ねましたが、やはり、邪魔になるかと思います。
メロディの録音時などにご利用いただくとよいかと思います。
また、本品はナットとペグの間に取りつけることで、ナットとペグの間の弦の共振を抑えられます。(サブ画像3)
本品はレジンT1素材でプリントし、黒色のラッカースプレーで塗装したものです。
本品のサイズはヤマハのクラシックギターを参考とし、ナットの長さが約53mm、1弦と6弦の中心間距離が42.3mmを想定しています。
弦間隔の差異が気になる場合はヤスリなどで調整をしてください。
本品と弦が接触する部分に、防振用のフェルトは使用時(弦が食い込んだ状態)に約1mmの厚さになるように、厚さや枚数を調整し、ボンドや両面テープで取り付けてください。100均のフェルトならば2,3枚ぐらい重ねると1mmくらいの厚さになると思います。
両側の爪の内側にもフェルトを取り付けることでよりネックにフィットします(サブ画像1)
本体の上面にはファスナーテープ(幅約10mm長さ約30mm)をボンドで接着します。
幅10mm程度長さ24cmのゴムを二つ折りにし、端に長さ20mm程度のファスナーテープをボンドで接着します。(サブ画像2)
ミュートの強さはゴムの強さと押さえる位置(ナットと1フレットの間のどこで押えるか)で調整します。
強く押さえると防振性能が高くなりますが、開放弦の音程が上がります。
本品の重量が重い方が防振性能が高くなるかと思われますが、高価なため金属素材では3Dプリントしておらず精度や強度は不明です。
素材として比重の大きな金属を選択可能としましたが、レジンなど安価な素材でプリントして試作、試奏してからご判断ください。
本品の購入・利用による損害については保証できませんので、自己責任にてご利用ください。
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