チューブ構造のリップが特徴の、シーバス用シンキング(を想定した)ミノーです。
ゆったり系のアクションは大型のシーバスにも違和感を与えずアピールし、バイトに持ち込みます。
実釣行では80㎝を超えるランカーサイズのシーバスも釣りあげております。
好きなウェイトバランスで組み上げ、好きな塗装をして釣行にお挑みください。

ボディの体積から求めた浮力は淡水で5.95ｇ、海水で約6.1ｇとなります(ルアーの完成品がこの重さ以下であれば水に浮きます)。シンキングを想定しているため、あくまで参考値です。

～組上げあたって～
当作品のラインアイ、フックアイをはめ込む構造部にはある程度ゆとりを持たせて設計しております。そのため、釣具のギジェット様で販売されているエイト環のほか、ご自身でステンレス線を曲げて加工したものも利用可能かと思われます。
その弊害として、接着の際に弾性接着剤などを使用するとアイ部がぐらつきますので、接着剤には充填剤としても利用可能な、二液性エポキシ樹脂接着剤をたっぷりと使用してください。
※3dプリンター出力品特有の質感のおかげか、ナイロン樹脂不可の表記があるエポキシ接着剤でも利用可能です。それでも接着強度に不安のある方はプライマー等を利用を推奨します(私もそうしています)。

～素材について～
MJF素材
…強度や価格に優れたおすすめ素材です。この素材をベースに設計を行っております。ただし、地の色が黒いため、それがお気に召さない方は塗装の手間が増えます。
ナイロン素材
…最も安価な素材です。地の色が白っぽいため、レッドヘッド等の塗装は非常に楽です。しかしながら、やや造形精度に難があるため、やすり等を利用しないと組付けがし難い可能性があります。
AGILISTA素材
…スケルトンカラーが可能な唯一の素材です。質感が滑らかなため、やすり掛けをせずともホログラムシール等を張り付けることが出来ます。とはいえ、かなり高価な素材である、強度面に難がある、積層痕が目立つため完全なクリアとはお世辞にも言えない、などといった欠点があるため、よほどのこだわりが無い限り選択する必要はないと思います。