シグマ fp / fp L には純正のファインダルーペ（LCDビューファインダー LVF-11）がありますが、折り畳めずにかさばるので、中判カメラのブロニカGS-1のウェストレベルファインダを取り付けるための部品を制作しました。

上下の放熱スリットにスライドインして取り付けるようになっており、一瞬で脱着できますし、取り外してさっとポケットに入れることも出来ます。ファインダ像は糸巻き型にひずみますが、画面全体が見え、また倍率も純正よりも高いです。ルーペ部分だけ格納すれば、明るいところで液晶画面を見やすくするフードとしても使えます。脱着の様子などは以下の動画をご覧ください。
https://youtu.be/RO_b5cwIj_E

自宅の3Dプリンタでプリントして確認しただけなので、DMMでの出力がどれぐらいフィットするか不明ですが、問題なく取り付けられると思います。放熱部分のフィンにカチッと引っかかるように設計していますが、3Dプリントの個体差できつめ・ゆるめになる可能性があるのでご了承ください（きつい場合は突起を少し削り、ゆるい場合は接着剤等で肉盛りすることである程度対処はできると思います）。

ファインダの取付面の４つのネジを外して金具を一旦外し、アダプタを付けてからもとに戻せばOKなので、ファインダそのものも、元の状態に戻せます。

ほかとの色のマッチングや光を遮るという意味では黒色がいいと思いますが、そうでなくてもほとんど使い勝手に差は出ないと思います。

素材は、DMMでは試していないのでなんとも言えませんが、PA12（ナイロン粉体焼結）なら強度も申し分ないと思います。アクリル系は割れるかもしれないので対象から外しています。データは公開していますので、ダウンロードはこのサイトか、以下から行ってください。
https://www.thingiverse.com/thing:6249106