今となっては入手が難しくなったHolton製トロンボーンのゴム系パーツのスペア、およびコルクパーツをゴムで高精度化したパーツをセットにしたものです。
いわゆるスライドの石付き、ウォーターキーのコルク部品をゴムパーツに差し替えたもの、ロータリーバルブのダンパーが含まれています。

ウォーターキーのゴムパーツはレバーの動きを考慮しつつ、スライドの水抜き部分の形状を完全に覆うことでコルクよりも密閉度を高められる構造になっています。合成ゴム系ボンド（Gクリヤー等）でレバーに直接接着すると良いです。

いずれもTR150モデルに合うように作っていますが、Holtonの同系のモデルに使えると思います。
ゴムライクの硬めがおすすめです。

（使う前にランナーのバリは落としてください。）

サンプル画像は「ゴムライク｜MJT｜J750-ショア95-ブラック」を使っています。
利用する素材は、個人の吹奏感の好みに依存するため、個人の責任において決定してください。
何度か作り直しを行いながら高精度に設計していますが、Holtonのハンドメイドによる楽器製造上の誤差によって、パーツのハマり具合に微妙なばらつきを生む場合があります。
例えば、バルブロータリーの金属部品は、工場出荷時から個別の微調整がされている事があるため、ゴムを変えることで再度微調整した方が良い場合があります。ウォーターキーは接着する前に仮組みを行い、水抜き穴の位置とゴム側の形状がハマり合う場所を確認してください。