「Can I 3D Print This?」3Dプリントが最善かを検討する無料ツール|『All3DP Pro』翻訳・転載記事

※ この記事はAll3DP.com掲載のCarolyn Schwaar氏による記事「Can I 3D Print This?」を翻訳・転載したものです。

プロダクトの3Dプリント可能性を明らかにし、従来の製造法から切り替えることが経済的に理にかなっているかどうか判断できるソフトウェアがあります。

「CNC機械加工や射出成形の代わりに、部品を3Dプリントした方が安く、速く、効率的にできるでしょうか?」

これは3Dプリント業界で最も一般的な質問の1つで、残念ながら単純な答えはありません。部品によっては、間違いなく3Dプリントした方が良いものもあります。一方で、コストとスピードを比較しても、大きな利点がない場合もあります。

3DプリンターメーカーのEOS North Americaとそのコンサルティング部門であるAdditive Mindsは、この問題に常に取り組んでおり、アディティブ・マニュファクチャリング(3Dプリントの工業的名称)への移行が理にかなっているかどうかについて、顧客にアドバイスしています。これは非常に重要な問題であるため、同社は、その判断を支援するウェブツールを立ち上げました。

EOSは、3Dプリンティングが部品にとって良い選択肢かどうかを最初に分析するのに役立つオンラインツールを発表した(出典:EOS)

「Can I 3D Print This?」と名付けられたこの新しいオンライン分析ツールは、3Dプリントの導入を検討している組織が、部品に関する情報を入力すると、3Dプリントの可能性に関するレポートを作成できます。

金属とプラスチック両方の3Dプリント用に設計されたこのツールは、コスト見積もり、予測生産時間、推奨印刷技術、推奨材料といった情報を提供します。この分析には、現在の伝統的なプロセスではなく3Dプリンティングで製造する場合の部品単価(CPP)、製造スケジュール、材料使用量の複数の比較も含まれています。最初は「Can I 3D Print This?」は北アメリカだけで利用できます。

EOS North America の senior Additive Minds consultant のDavid Krzeminski氏は、次のように述べています。「3Dプリントの利点が実証され、広く採用されているにもかかわらず、多くの企業はまだAMを新興技術とみなし、従来の製造プロセスを補完することをためらっています。当社の新しい『Can I 3D Print This?』ツールは、潜在的なユーザーが組織内で3Dプリントの可能性を探り、情報を収集できるようにすることで、初期の意思決定を支援します。」

このツールが無料であることは助けになります。Additive Mindsの専門家によるコンサルティングは無料ではありませんが、ツールが3Dプリントを推奨している場合、ゼロから始めるよりも自信と実際のデータをもって専門家の支援に移ることができます。1度に5つの部品に限定されますが、Additive Mindsのエンジニアリングチームとのコラボレーションにより、アプリケーションまたはアセンブリの大規模なバッチ解析を行うこともできます。

パーツ解析ソフトウェア

「Can I 3D Print This?」の裏側には、スタートアップ企業であるCastorのソフトウェアがあります。Castor は他の3Dプリンターメーカーやサービスプロバイダー(例:Ultimaker、3D Systems、Stratasys、Materialiseなど)と連携し、その分析ツールを製造業界に提供しています。

CastorのCEOであるOmer Blaier氏は、同社のソフトウェアはエンドユースの部品に産業用3Dプリントを使用するための意思決定支援システムであると述べています。「ほとんどの製造業者は、いつ、どこで3Dプリントを適用すべきか正確に特定するのが難しいのです」と彼は語っています。

EOSが採用するCastorソフトウェアの適応範囲は、EOSの3Dプリンターが提供するソリューションだけに制約されていますが、これは理にかなっています。しかし、Castorの完全版はより強力なツールです。それはあなたのすべての部品データベースを探索し、3Dプリントが適用可能な部品を検索するだけでなく、エンジニアが参照できる設計変更の提案も行います。Castorは、単一の部品に結合する意味のある隣接部品を特定し、重量削減の機会を示し、伝統的な製造法ではなく3Dプリントを使用することで節約できるCO2排出量を計算することもできます。

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