【安くて短納期】DMM.make 3Dプリント素材紹介「試作プロレジン|SLA」

DMM.make 3Dプリントで扱える素材を紹介する本シリーズ。今回クローズアップするのは「試作プロレジン|SLA」です。造形サンプルを見ながら、特徴やオススメ用途などを解説していきます。

「試作プロレジン|SLA」基本スペック

「試作プロレジン|SLA」とはDMM.makeの取り扱いレジンの中でも最も短納期で造形が可能な光樹脂素材です。安価でありながら製品の組み立ても可能な耐久性があり耐水性も兼ね備えているため、ラピッドプロトタイピングに最適な素材です。

得意なジャンル 量産、プロトタイプ、模型
特徴 大型造形、軽量、短納期
カラー ライトイエロー(単色)
価格帯目安 95円~(1cm3あたり)
質感 なめらか
中空構造 不可
造形可能な最大サイズ 縦580×横580×奥行380(mm)
発送目安 5〜10日
「試作プロレジン」はDMM.makeが独自でつけたネーミングです。
高速で試作・改善をおこないたいというニーズにピッタリです。

積層ピッチは0.1mm、形状先端は最小幅で形状先端は最小幅で0.3mm程度まで再現可能です。

その他の細かな条件はデザインガイドラインを参照してください。

「試作プロレジン」の造形方式

試作プロレジンはSLA(Stereo Lithography Apparatus)と呼ばれる光造形方式で造形します。

光造形方式は、液体状の樹脂(レジン)に光を照射して硬化させていく方式です。レジンを満たしたタンクにプレートを浸し、光を当てて固めたら一層分引き上げ、次のパターンの光を照射する…と繰り返していくことで、形を作り上げていきます。
引用:みんすり情報局「【早見表つき】目的から選ぶ、3Dプリンターの造形方式5選」

光造形方式は直射日光や室内灯に長時間暴露すると変色を起こす点にご注意ください。

液体レジンを扱うので、「洗浄」や「二次硬化」の手間が発生します。
DMM.makeの受託造形サービスではそのような後処理やサポート除去までまるごとお任せいただけます!

【早見表つき】目的から選ぶ、3Dプリンターの造形方式5選

サンプルチェック


手に持つとなめらかで軽量な素材です。
立方体の形状の場合、造形時のモデルの天面側に光沢が発生します。


球体の形状の場合は、光沢が発生するリスクを抑えることができます。

光沢を出したくない面がある場合は「造形方向指定」が可能です。お問合せよりご相談ください。

オススメ用途

「試作プロレジン」は量産にも適している素材です。
プロトタイピング、機能試作、量産試作などでお役立ていただけるでしょう。

「製造業」だけでなく、業界を問わずものづくりをおこなう現場でご利用いただける素材です。

ラピットプロトタイピング

FFF/FDM(熱溶解積層方式)用の3Dプリンターと比べても速く、積層痕が目立ちにくい造形を可能としています。
試作サイクルを早く回したい方にオススメの素材です。

RP(ラピッドプロトタイピング)とは? 3Dプリントで新しい製品開発技術に迫る

量産用途にも

また「試作プロレジン」は量産をしながらコストカットもしたいという要望にお応えする素材です。
このコスト感で、十分な強度・靭性・耐久性・耐水性を誇る優秀な素材です。

量産のご相談はお問合せより承ります。
その他、ご用途に合わせて最適な素材をご提案させていただくことも可能です!

担当者のオススメポイント「安くて短納期の素材をお探しなら試作プロレジン!」

製造工程を見直し、これまでDMM.makeで取り扱っていたレジンよりも「安く、早く」お届けすることにこだわりました。
加賀工場にて、熟練のスタッフが造形する「試作プロレジン」をぜひご利用ください!

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