【硬度が選べる!】DMM.make 3Dプリント素材紹介「ゴムライク|MJT|J750」編(旧名称:Agilusゴム)

DMM.make 3Dプリントで扱える素材を紹介する本シリーズ。今回のテーマは「ゴムライク」(旧名称:Agilusゴム)です。造形サンプルを見ながら、Agilusゴムの特徴やオススメ用途などを解説していきます。

ゴムライク(Agilusゴム)基本スペック

細かい形状を必要とする幅広い用途に適した新たなゴムライク素材で、滑り止めが必要な表面などに利用可能です。造形方法はポリジェット方式のため滑らかな表面になります。 ショア硬度はA30~95まで選択可能です。

DMM.makeでは2023年より素材メニュー名を「ゴムライク|MJT|J750」と改め、これまでは「Agilusゴム」の名称を用いていました。

 

得意なジャンルパッキン、ゴム系プロダクトのプロトタイプモデル
カラーブラック
価格帯目安やや高い
質感なめらか
中空構造可。ただし材料を抜くため直径10mm以上の穴が必要です。また穴が開いていてもモデルの構造上、製造出来ない事がある事を予めご了承ください。
造形可能な最大サイズ縦490mm×横390mm×奥行200mm
発送目安2~10日

柔らかい素材のため、細長い形状や薄い形状などは、モデルが崩れる場合がございます。何度も曲げたり、強くひねったりすると破損する場合がございます。熱に弱い樹脂のため高温状態にさらすと、劣化や変形する場合があります。

その他の細かな条件はデザインガイドラインを参照してください。

サンプルチェック

ゴムライクの造形サンプルを見てみましょう。30〜95までの7種類のショア硬度を選べます。

ショア硬度30は「消しゴム程度の硬さ」。厚み3mm程度のサンプルを手に持つと、それほど力を加えずとも折り畳むことができました。手を離すとまた元の形に戻っていきます。

 

ショア硬度30(左)と、ショア硬度95(右)の比較。

ショア硬度30は親指と人差し指で簡単にくにゃりと曲げられましたが、95ではかなり力を加えても大きく変形しませんでした。ショア硬度60,70は「タイヤ程度の硬さ」、ショア硬度95は「ゴルフボール程度の硬さ」とされています。

「消しゴム程度」から「ゴルフボール程度」まで、ショア硬度による硬さはかなりの幅があります。自分のニーズに合うものがあるか、サンプルを取り寄せて調べてみることをお勧めします。

 

利用事例

【お客様事例紹介】ARUPaPa様

 

高いところにあるものを取る棒の先端に、ものが滑らないようゴムライクをご利用いただいています。

おすすめの用途

硬度が選べるゴムライクは、多様な柔らかさを持つアイテムにご利用いただけます。滑り止めが必要であったり、大きく曲げる必要があるような部分に、利用してみてはいかがでしょうか。

ぜひみなさんも、ゴムライクの特性をいかしたものづくりに挑戦してみてください!

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