【滑らかなゴム!】DMM.make 3Dプリント素材紹介「シリコーン | SAM編」

DMM.make 3Dプリントで扱える素材を紹介する本シリーズ。今回のテーマは「シリコーン | SAM」です。造形サンプルを見ながら、シリコーン | SAMの特徴やオススメ用途などを解説していきます。

シリコーン | SAM基本スペック

射出成形相当の精度を持つ高精細なシリコーンゴムです。インビトロ細胞毒性試験(ISO 10993-5)、炎症及び皮膚感作性の試験(ISO 10993-10)の基準を満たしています。



得意なジャンルガスケット、 カスタム装具、歯科用品など
カラー半透明
価格帯目安高い
質感非常に滑らか
中空構造不可
造形可能な最大サイズ縦130mm×横70mm×奥行100mm
発送目安15~22日

やわらかなシリコーン | SAMは、耐久性や耐熱性、生体適合性にも優れる素材。±0.1mm程度という高い精度で、最終産業用品として扱うことができます。

硬さの目安であるショアA硬度は20、35、50、60からお選びいただけます。

ショアA高度60503520
積層ピッチ0.10.10.10.1
引張強さ9.4 MPa8.9 MPa10.4 MPa4.3 MPa
破断伸び360 %650 %1,000 %815 %
引裂強さ15 N/mm10 N/mm10.2 N/mm5.8 N/mm
反発弾性> 80 %> 80 %> 80 %> 80 %
圧縮永久ひずみ< 20 %< 20 %< 20 %< 20 %
密度1.13 g/cm31.11 g/cm31.09 g/cm3
商品は専用パッケージに入れた状態で発送されます。

その他の細かな条件はデザインガイドラインを参照してください。



サンプルチェック

シリコーン | SAMのサンプルを見てみましょう。5cm四方のサンプルでも、細かな文字や小さな溝がはっきりと現れており、造形精度の高さがわかります。素材の白さも特徴的ですね。

手触りはしっとりと滑らかで、ベタつく感じもありません。手でつまむと簡単に曲げることができ、ある程度は引っ張っても問題ありませんでした。用途に応じて、ピッタリな硬さを選べると良さそうですね。



利用事例


シリコーン | SAMを、産業機械用の吸着パッドにご利用いただいています。難易度の高いゴム素材の切削加工の代わりに、3Dプリントでシリコーン | SAMを造形しています。

おすすめの用途

シリコーン | SAMは、3Dプリント可能で滑らかなシリコーンゴム。柔らかさと高い精度が求められる最終製品として、吸着パッドのような工業部品や、イヤホン・装具といったプロダクトなど、さまざまな場面で活躍できるでしょう。

ぜひみなさんも、シリコーン | SAMの特性をいかしたものづくりに挑戦してみてください!

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