量産試作とは?製造業の新常識!3Dプリント活用についても解説

3Dプリンターでもできる量産試作

製品開発プロセスの「量産試作」について解説します。3Dプリンターを使って量産試作をおこない、コストカットやリードタイム短縮をしながら「量産化の壁」を乗り越える方法も見ていきましょう。

量産試作とは?「試作」そのものを指す場合も

製品開発のプロセスはおおまかに以下のようなプロセスによっておこなわれます。

商品企画・要件定義→設計(要件定義)→原理試作・機能試作→設計検証試験・生産検証試験→量産試作→量産

量産試作は、製品の設計や機能が量産に適しているかを確認するための重要なステップです。
試作を通じて、生産コストを抑えつつ、品質を確保するための改善点を見つけ出すことができます。また、試作品の製作を通じて、さまざまな生産方式や製造条件が検討・テストされ、生産技術の向上が見込めます。

企業によっては「試作」というと「量産試作」を指す場合があります。

知っておきたい!製品開発プロセスと3Dプリンターの活用方法をDMMが解説

量産試作の手法

量産試作をおこなうには、全体の設計に合わせた部品の加工図面や電気の回路図、実装図が必要です。
また、試作する場合には、量産金型でなく、簡易型、カセット型、置きコマ方式などを採用して、外観や精度など量産金型と同程度の製品を作る方法があります。
この時と量産化の差異を見据えながら、品質保証の体制を整えていきましょう。

「量産化の壁」を乗り越えるには?

スタートアップ企業が直面する問題の一つに、「量産化の壁」があります。
試作を繰り返し、ようやくできた試作品が「このままでは量産はできない」と委託製造元から指摘され、設計のやり直しが発生してしまうケースがあります。
しかし、量産を前提とした商品開発の流れについて、ポイントをまとめて考えることで、この「量産化の壁」を乗り越えることが可能です。

工場を持たないスタートアップ企業・中小企業、新規事業においては量産試作・量産を外注することもありますね。

量産試作にも3Dプリンターが使える

「3Dプリンターはモックアップなどの形状確認のための試作にしか使えない」といったイメージを持たれている方もいるのではないでしょうか?
3Dプリンターの技術革新はめざましく、量産試作だけでなく、最終製品の量産もできるようになっています。
3Dプリンターを活用すれば簡易金型などの従来の製法と比べてコストカットが実現でき、生産スピードも速いためリードタイム短縮につながります。

たとえば、手のひらサイズの小物であれば1日で100点出力することも可能です。

一方で、量産試作や量産化に耐えうるクオリティのプリントができる産業用3Dプリンターは一台数千万円~数億円することも少なくありません。

そんな時に使えるのが、3Dプリントの外注サービスです!

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まとめ

量産試作は、製品開発の重要なフェーズであり、その成功が製品の市場での成功に直結します。
試作を通じて、生産コストを抑えつつ、品質を確保するための改善点を見つけ出しましょう。
また、試作品の製作を通じて、さまざまな生産方式や製造条件が検討・テストされ、生産技術の向上が見込めます。

量産試作の外注をご検討でしたら、DMM.makeの3Dプリントサービスをぜひご検討ください。

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