2022年8月27日に、CAD鉄コミュニティ主催の『CAD鉄 Meetup vol.3 』がDMM.make AKIBAにて開催されました。
来場者の数はリアル・オンライン合わせて50名以上!凄腕モデラーによるプレゼンテーションやパネルディスカッションは大いに盛り上がり、3Dプリント模型の展示や走行が行われるブースも参加者の方で賑わっていました。
プロモデラーから高校生までが作品を展示し、小学生のお子様も来場した、幅広い世代に愛される『CAD鉄 Meetup vol.3 』の秘密をご紹介します。
- 1 そもそも「CAD鉄」とは?
- 2 3Dプリント模型の展示&オープニングキーノート
- 3 凄腕モデラーによるプレゼンテーション
- 3.1 さkaす 様「Nゲージ キハ285系の資料集めとか曲面とか開発秘話ぽいもの」
- 3.2 模型工房たぶれっと 坂田雅文様「キハ285系キットの全貌が、今明かされる!!キットとしてこの世に出るまで」
- 3.3 お芋 様「〜創る楽しみいっぱい!〜 3Dプリントの顔面によるエコノミーキットなどの更なる楽しみ方」
- 3.4 倶利伽羅車両製造様「3Dスキャンの実践的ノウハウと、そのデータ活用」
- 3.5 Dioramover(ジオラムーバー)様「鉄道模型と同縮尺(1/80及び1/150)の自動車模型走行システムの開発」
- 3.6 コリン堂様「時代は3Dでは? いえいえ、2Dもまだまだつかえます」
- 3.7 Cityscape Studio 様「3DCADを活用したリアルで効率的なジオラマ制作」
- 3.8 パネルディスカッション
- 4 来場者の声
- 5 まとめ
そもそも「CAD鉄」とは?
CAD鉄は3Dプリンターで鉄道模型を楽しむコミュニティです。
「すべての鉄道ファンに3DCADスキルを」をモットーに、3Dモデリングイベントの企画やSNSでの情報発信をメインとして、さまざまな活動を行っていらっしゃいます。
3Dプリント模型の展示&オープニングキーノート
3Dプリント模型の展示や走行
会場内のブースでは、プロ、アマチュアを含む10名の方が作品を展示されていました。DMM.make加賀工場で造形した鉄道模型が数多く展示されており、嬉しく思いました。
オープニングキーノート「CAD鉄ムーブメントの始まりとこれから」
CAD鉄主宰の斉藤正宏さんよるオープニングキーノートのテーマは「CAD鉄ムーブメントの始まりとこれから」。3Dプリント製の鉄道模型を作られたきっかけから、これまでの軌跡、今後の展望についてお話しされました。
凄腕モデラーによるプレゼンテーション
さkaす 様「Nゲージ キハ285系の資料集めとか曲面とか開発秘話ぽいもの」
十分な資料が公開されておらず謎の多い鉄道「キハ285系」。その模型を作るため、資料収集や形状の設計、さらには量産化して販売するまでのチャレンジに込められたエピソードや苦労について、ざっくばらんに語られました。
模型工房たぶれっと 坂田雅文様「キハ285系キットの全貌が、今明かされる!!キットとしてこの世に出るまで」
さkaす 様のキハ285系キットが量産&販売されるまでの全貌を語っていただきました。試作品製作から量産と梱包での苦労や、販売でのプレッシャーなどをユーモアたっぷりにプレゼン。会場は笑いに包まれました。
プレゼンで話されたのはスライド50枚分でしたが、実は127枚も用意していたのだとか。熱量を感じるプレゼンでした。
お芋 様「〜創る楽しみいっぱい!〜 3Dプリントの顔面によるエコノミーキットなどの更なる楽しみ方」
YouTuberとしても活躍されているお芋様。3Dプリントで鉄道模型の顔面(先頭車両の前面部だけ)を3Dプリントで造形し、エコノミーキットと共に楽しむ方法をプレゼンされました。顔出しNGのためお面を被られています。
倶利伽羅車両製造様「3Dスキャンの実践的ノウハウと、そのデータ活用」
自作の3Dスキャン手法で、安全かつ誰にも迷惑をかけないように鉄道をスキャンする方法をプレゼンされました。公園などにある昔の新幹線などをスキャンされているそうです。
Dioramover(ジオラムーバー)様「鉄道模型と同縮尺(1/80及び1/150)の自動車模型走行システムの開発」
開発中の自動車模型走行システムをプレゼンされました。「信号機と連動する」「車間距離をとる」など、今話題の自動運転をジオラマで再現されているそうです。参加者の皆さんも興味津々で、質疑応答が盛り上がりました。
コリン堂様「時代は3Dでは? いえいえ、2Dもまだまだつかえます」
3Dプリンターだけでなくレーザーカッターも活用されている、というプレゼンでした。実はDMM.make AKIBAにはレーザーカッターがあります。ぜひご活用ください!
DMM.make AKIBAの機材に関してはこちら
Cityscape Studio 様「3DCADを活用したリアルで効率的なジオラマ制作」
お一人で都市風景をジオラマで再現しているCityscape Studio 様。驚くほどリアルなクオリティで、テレビなどで取り上げられることも多いのだとか。造形にはDMM.makeをご活用いただいております。
パネルディスカッション
プレゼンター4人によるパネルディスカッションが行われました。皆さんの3Dプリンターとの出会いや、鉄道模型界隈での3Dプリンター製模型の立ち位置についてなど、活発な議論が楽しくなされました!
来場者の声
Twitter上の声をまとめてみました。
ほとんど知識のない方も楽しめたとのこと!
DMM.makeで造形した鉄道模型も展示されていました。
次回の参戦を宣言される方も…!
3Dプリンターやレーザーカッターなどの機材が使える、DMM.make AKIBAの見学ツアーも開催されました。
まとめ
大盛り上がりの中で終了した『CAD鉄 Meetup vol.3 』。すでに次回開催への要望声が届いているそうで、定期的な開催に期待が高まります。当ブログとCAD鉄主宰の斉藤正宏さんとのコラボも企画中です。ぜひご期待ください!
CAD鉄
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