2023年2月23日(木)に、「鉄道模型3Dプリンタ モデラーズミーティング2023×CAD鉄 Meetup vol.3.5 」(主催:カルチュア・エンタテインメント株式会社 ネコ・パブリッシング事業部 RMモデルズ編集部)がDMM.make AKIBAにて開催されました。多くの参加者の方にご来場いただき、盛況の内に終了しました。
『鉄道模型3Dプリンタガイド2』の著者、永井健太先生によるモデリングセミナーや、CAD鉄に集う“凄腕モデラー”によるプレゼンテーションがおこなわれました。3Dプリント模型の展示もあり、どのブースも参加者で大賑わい! 参加者は10代から70代までいらっしゃり、プレゼンテーションにはなんと高校生も登壇しました。
そんな幅広い世代に愛される「鉄道模型3Dプリンタ モデラーズミーティング2023×CAD鉄 Meetup vol.3.5 」の様子をお届けします。
3DCADを触りながら学べるセミナーとパワフルなプレゼン
イベントは鉄道模型の3Dモデリングセミナーとモデラーによるプレゼンテーションの二部構成でおこなわれました。会場とウェビナーを合わせて延べ90名の方が参加表明、当日もたくさんの方が参加されました。
『鉄道模型3Dプリンタガイド2』の著者、永井健太先生によるモデリングセミナー
『鉄道模型3Dプリンタガイド2』の著者、永井健太先生の解説付きで、CADソフト「Fusion360」を使ってNゲージ車体を作るセミナーがおこなわれました。本書ではDMM.makeの造形サービスも紹介されています!
『鉄道模型3Dプリンタガイド2』 |
会場は9名、ウェビナーでは約40名の方が参加。会場ではわからないところをスタッフに確認しつつ、真剣に取り組まれていました。
開催後アンケートでは「Fusion360の基礎から作業手順までさまざまなTipsを知れて満足です」「3DCADを使った模型制作の勘所が聞けてよかった」と満足の声が多数でした!
後半は「CAD鉄」にバトンタッチ! ディープなCADと鉄道の世界
セミナー終了後は「CAD鉄」によるMeetupが開催。今回は急遽開催が決定し「vol3.5」と通例より小規模で実施の想定でしたが、多くの方々が一堂に会しました。
この第二部ではモデラー達によるプレゼンテーションや力作の展示がおこなわれました。
「CAD鉄」とはどんなコミュニティ?
「CAD鉄」は3Dプリンターで鉄道模型を楽しむコミュニティです。
「すべての鉄道ファンに3DCADスキルを」をモットーに3Dモデリングイベントの企画、SNSでの情報発信をメインに活動をおこなっています。
前回の「CAD鉄 Meetup vol.3」もDMM.make AKIBAで開催され、大変盛り上がりました。
「CAD鉄 Meetup vol.3」の様子はこちら↓
5人のモデラーによるプレゼンテーション
第二部はCAD鉄主宰の斉藤正宏さんより3Dプリント製の鉄道模型を作られたきっかけ、これまでの軌跡、今後の展望をお話しのあと、5人のモデラーよるプレゼンテーションがおこなわれました。
海のものだか、山のものだかさん
3Dプリンターとレーザーカッターの組み合わせをプレゼンテーションされた海のものだか、山のものだかさん。プレゼンテーションのあとはレーザーカッターに関する質問が飛び交います。
すいぺんさん
すいぺんさんは2023年2月時点で高校生! 制作中の鹿島鉄道DD901について最年少ながら堂々とプレゼンテーションをされ、会場からもどよめきが…。
ヨミテックスさん
鉄道模型のライトの「ヨミレンズ」を制作されているヨミテックスさん。「ヨミレンズ」を量産した時の失敗談や完売したエピソードをユーモアたっぷりに伝えられていました。
コリン堂さん
鉄道模型のなかでも大正~昭和初期の台車を紹介したコリン堂さん。大正~昭和初期のつり合い梁式台車のTR10/11の系統と設計方法、レーザーや3Dプリントでの加工についてお話しされました。
Dioramoverさん
模型と同縮尺(1/80および1/150)の自動車模型走行システムの開発状況をプレゼンされたDioramoverさん。自動走行システムの開発課題についてご紹介いただきました。
参加者の方からは「登壇者の話が充実している」「ノウハウだけでなく制作秘話などマニアックな話が聞けて楽しかった」といったアンケートの声が寄せられています。
鉄道模型の展示
この日のために計9名の鉄道模型が展示されました。
DMM.makeで造形したフルカラー鉄道模型も!
すずめ模型さんの鉄道模型は、弊社のフルカラーレジンで造形されており、「自分で塗装しないでここまで完成度が高いとは!」とうれしいコメントをいただきました。約35cmのOゲージは存在感抜群でした。
この模型はTwitterでも紹介されました!
DMM.makeのフルカラーレジンをOゲージ(1/45)の万国博モノレールで試してみました。塗装不要で大スケールの模型が作れるのは魅力的ですね。
さらに造形痕がほぼなく表面が3Dプリント品とは思えないレベルになっています。 pic.twitter.com/NVFtIRVRTD
— すずめ模型 (@st_model8) February 17, 2023
繊細なジオラマも3Dプリンターで
以前、BLOGでもインタビューしたCityscape Studioさんのジオラマも展示されていました。実際に近くで見ても本当に緻密でした!
当日展示されたハイクオリティーな鉄道模型
次回開催もご期待ください!
大盛り上がりの中で終了した「鉄道模型3Dプリンタ モデラーズミーティング2023×CAD鉄 Meetup vol.3.5 」。実施後アンケートでは同様のイベントが開催されれば「また参加したい」と答えた方がなんと100%でした!
次回開催に期待が高まりますね。
ご参加いただいた皆様・取材にご協力いただいた皆様、ありがとうございました!