DMM.make3Dプリントのサービス開始依頼、不動の人気素材ナイロン。なぜ人気なのか、どのくらいの精度がでるのか、実際のサンプルを比べながらナイロンの特徴とおすすめの用途などをご紹介していきます。
ナイロン基本スペック
耐熱性と靱性に優れた樹脂のため、実際に使用するナイロン部品としての強度をもった造形が可能です。スナップフィット、タッピングネジに適応しています。
得意なジャンル | ガジェット、インテリア、デザインアイテム |
カラー | ホワイト、イエロー、オレンジ、レッド、ブルー、グリーン、ピンク、パープル、ブラック、蛍光(イエロー、グリーン、ピンク)(※ブラックの場合、形状によって染色がやや深緑色になる事がございます。) |
価格帯目安 | 安い |
質感 | ざらざら |
中空構造 | 可。ただし、材料を抜くため直径5mm以上の穴が必要です。また穴が開いていてもモデルの構造上、製造できないことがあることを予めご了承下さい。 |
造形可能な最大サイズ | 縦535mm×横665mm×奥行355mm |
発送目安 | 4~10日 |
選べるオプション
・カラー
ホワイト、イエロー、オレンジ、レッド、ブルー、グリーン、ピンク、パープル、ブラック、蛍光(イエロー、グリーン、ピンク)
(※ブラックの場合、形状によって染色がやや深緑色になる事がございます。)
・磨き
バレル研磨を行います。
精度比較サンプル
ナイロンホワイト(磨きなし)
ナイロンホワイト(磨きあり)
ナイロンブラック(磨きなし)
ナイロンブラック(磨きあり)
定番ナイロンはデザインガイドよりも細かいものもある程度出力できる精度を兼ね備えています。ただし、造形時の向きによって円形のものが変形してしまう場合があり、これを回避するためには造形方向の指定などが必要です。
ナイロンのデザインガイドラインについて詳細に検証した記事があるので、興味がある方はこちらもご覧ください。
試験片テスト
曲げようとすると程よくしなる。折ろうとしても折れない。
比較的低価格で、強度があり大型の造形ができるナイロン。強度に関しても優秀で、手で折ろうとしても折れませんでした。
おすすめの用途
DMM.makeナイロンは、造形方式がSLS(Selective Laser Sintering)と粉末素材をレーザーの熱で焼結するタイプの3Dプリントです。他の造形方式と違ってサポート材が生成されないため形状の制約がすくなく、また造形可能な最大サイズも大きいので様々な用途に使用されています。
様々な色に加えて蛍光色もあります。磨くと少し光沢がでます。
また、染色や磨きにも対応しているため、好みの色や素材感への調整もでき、用途によっては造形物の仕上げをすることなく商品やアートとして販売しているものもあります。
お客様事例
自作キーボードのキーキャップにナイロンをお使いいただいています。
法人事例
ロボットの部品にお使いいただいております。
マスク内に入れるワイヤーにご活用いただいております。